おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

社会人7年目が終わって8年目になる

怒涛の7年目が終わる…今年はめっっっちゃ忙しかったけど最終日急に時間が取れたので久しぶりに午前休をとってブランチをしている。

4/1のブログ。遠い昔のようで感慨深い。

https://puch0o.hatenablog.com/entry/2022/04/01/224632

 

・メンターをした

4月時点では想像してなかったけれど、7月から新人のメンターをつとめた。「人はこうやって仕事のやり方を身につけるのか」という発見とか、新人に聞かれることで自分が無意識にやっている仕事の進め方を振り返るとかで興味深かった。難しかったな〜と思うのは、「本人らしさ」と「仕事の良いやり方」の指示の仕方。あくまで「いい仕事のやり方」というのは私目線の話で、それをそのままやるために本人のスタイルを変えるのは別に必須ではないとは思う。それを自分の中でどう受け止めて伝えるか、は結構悩んだのだけど、私からのメッセージは「そのスタイルでも私の人生には別に影響ないから好きにしてもらってもいいけど、私はあなたのそのやり方を見て、ずっとそのままでいくなら、あなたは人生損すると思うよ」ということなんだな〜、ということなのだという考えに至った。今までは他人の評価に振り回されがちだったから、去年の私だったら「新人をあのままで放置する組織/先輩なんだな」と思われることが嫌で本人に指摘をしたんだろうな。それはあくまで自分のエゴで他人を振り回してるだけなので、仮に自分が新人側で、そんな形の指摘をされたら「この人は自分のために怒ってる」と気づいてしまう気がする。1年通していろいろ経て、「メンターが新人に対して伝えるメッセージなんて、大体は祈りのようなものなんだよな」とも思っている。すぐに行動が変わることを期待するのは難しい、だっていままで20年くらいかけて作った価値観のもとに本人は行動しているのだから…いろいろ思うことはあるけど、数年後くらいにフッとわたしの一言が届けばいいんだ、という気の持ち方をできるようになったのが1月とかだから、こちらも成長させてもらいましたね!

その他気づいたこと。納得してなかったり心が動いてないのは行動を見たら分かることも分かった。やりますと言ってやっていないことは、結局本気でやりたいと思ってることではないわけです。時間がないとか他にやることがあるとか、言い訳は色々あるけど、言い訳をしている時点で本気じゃないんだよな〜。人を見ているとこれがよくわかり、ブーメランとして自分にも同じことを思うようになった。で、やろうと思ってることはまずやってみるように心がけはじめた。アドバイスをもらって、まずはそれをやってみたら、それがアドバイスをくれた人に対して返せる一番の感謝の気持ちだし、そのアドバイスで自分の行動が一時的にでも変わったことを記録や記憶に残すのは、その時に昂ぶった感情エネルギーの使い先として最も生産的である。

あとは、覚悟の大事さに気づいた。「これについて悩んでるんですよね」と相談されても何も解決しなくて、情報が足りないのか、情報はあるけど決めるための考え方(情報の構造化)がわからないのか?のどちらかだと思うから切り分けてきて!と返していた。でも自分も同じように決められないときがあって、それは「決める覚悟がないとき」。何かを決めることで今のコンフォートゾーンから出るのが怖かったり、それを決めることで他人からどう思われるのか怖かったり、決めたことによって責任を取らされるのが嫌だったり…今の私はそれらひっくるめて「覚悟が足りん」だと思っていて、自分も覚悟が足りてないことがたくさんあるなと思った。覚悟というと強そうだしやらされ感あるけど、「やりたいこと」というほうがニュアンスとして近いのかも。

ちょうど昨日読んだnoteで近いものがあったのでメモ。

https://note.com/fladdict/n/nd134e030c784

 

とかとか、1年間メンターの経験を通して学ぶことは多かったな〜。彼の社会人初めての1年はこれからの一生でたびたび思い出されるはずなので、のちのち彼を助ける経験を得ていてくれるといいなぁ…という祈り…

 

 

・息を吸うようにできる仕事を探し始めた

メンターの経験とか他の人と仕事をするとか通して、頑張らないとできない仕事より、息を吸うようにできる仕事をやるのが得策だな〜改めて思った。

https://www.amazon.co.jp/%E5%B2%A9%E7%94%B0%E3%81%95%E3%82%93-%E5%B2%A9%E7%94%B0%E8%81%A1%E3%81%AF%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E8%A9%B1%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%80%82-%E3%81%BB%E3%81%BC%E6%97%A5%E5%88%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A4%E6%96%B0%E8%81%9E/dp/4865014225

こないだこの本を久しぶりに読み返した。常に岩田さんが楽しそうに話されているんだな…と感じられる本で、こうやって朗らかさを放てる人になりたいなと思った。頭がいいこととか、いろんなことを知ってることにずっと憧れはあるけど、この年になると変えられない(限界がある)ことも分かる。そうなると、自分が自然にできることを積み重ねていくのがいいのかな?と思うこの頃。ChatGPTがすごくて、企画職の仕事がなくなるのではないかと思ったりもして、10年後とかがちょっと不安になる。でも、わたしが私であるということは変わらない事実で、仕事がなくなるなら趣味の山登りをもっとしたいし、別に知的労働でなくて身体を動かすこともやったらやったで楽しめるし、楽観的なだけかもだけどそこまで恐怖はいまのところない。メンタルの調子が悪かった一昨年くらいにこの技術革新の波がこなくてよかった。今年は気持ちが健やかだったので(文字通り朝から晩まで会議が詰まってる日が多くてつらさはあったが)自分のスキルとか向き不向きに怖いながらも向き合えた。手を動かすのは必要だと思ってるけど腰が重くて、息を吸うように山に登る私は、息を吸うようにコードを書く人とは張り合えないなと思った。そんな自分も自分なので、やっていくぞ。

 

・提言ができるようになってきた

人生においてやりたいこととか自分オリジナルの意見を主張するのがめちゃくちゃ苦手である。ピアノを習っていたときに、「次に弾きたい曲ある?」と聞かれても絶対答えられなかったし(本当はエリーゼのために、とか、華麗なる大円舞曲が弾きたくて、母親に代わりに伝えてもらっていた…)、受験の志望校も親の意向を元に決めた。ずっと「自分の人生、親の言いなりだった」と思ってきたけど、過去の自分や選択も言うなれば「親に従うことを自分が決めた」という構図なのだな、と最近ようやく思えるようになった。

仕事でも、他の部署の依頼をトリガーとした仕事は前からやっていたけれど、これからは「自分で課題を見つけて、それを他人を巻き込みつつやる」ことが次の階段だな〜と思っている。「自分で見つけた課題」なんてしょぼい、だとか、「他人を巻き込んでやるなんて、筋が良くないとただのワガママになっちゃう」と自分にストッパーをかけてしまってるので、この殻をやぶるのが次年度の目標だな〜

自分を好きにならないと仕事もできないな!と思ったりする。一気に自分大好きにはなれないけど、2年前よりだいぶ自分を大切にできるようになってきたので、この調子で一歩ずつ積み重ねるぞ。

 

 

プライベートでは過去2年以上にしっかり山登りをした。テントも買って大自然の中泊まる経験をして、2泊3日の山行デビューもした。新しい世界を広げたくてカメラも買ったので、これからのシーズンもたくさん山登りするぞ〜。海外旅行もそろそろ行きたいけど、国内の山も行きたいところがありすぎてとても忙しい。変わらず健康でいたいです!