おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

引きこもり生活66日目: 6/1

今日は朝からしとしと雨。ずっと家にいるので曇りでも雨でも正直変わらないけど、車の走行音がピチャピチャ言ってるのを聞いて雨を認識している。起きて朝ごはん食べながら顎を触っていたら、あまり馴染みのない耳の付け根にしこりがあるのを感じ、病院に行くことにした。ありがたいことに調整がきく仕事が多かったので時間を捻出し、去年の花粉症ぶりに耳鼻科に行った。最近は病院に行ってばかりである。午後の診療時間が始まった直後に行くと地獄、ということを先日経験していたので、時間をずらして行ってみたらガラガラでびっくりした!前に花粉症でかかったときは子どもだらけの待合室でかなり待ったのに。見てもらった結果、鼻と喉の風邪とのこと。ずっと家にいても風邪引くんだ!とおどろいた。そして風邪と言われた途端体調が悪い気がしてきて、安直な自分の身体が面白かった。皮膚科で出された薬も飲んでるのでさらに薬漬けになるな、とか思いながら薬局に寄ってから帰宅。帰りにスーパーに行ったら病人らしい買い物がしたくなり、スポーツドリンクとバナナを買った。病人ぽい!

そのままボンヤリした頭で仕事をしていたらなんだかんだ乗ってきたので細々した雑用を倒した。モヤモヤしている仕事について隣の部署の先輩に話を聞いてもらいながら進めた。仕事というものに対する価値観を見つめ直す深イイ時間であった。わたしは本音を話すとすぐ泣いてしまい、そのまま鼻がズビズビになるのですが、今日ももれなくよく泣きよく鼻が出て、いつもと違って鼻が詰まりまくったので風邪なんだな〜と改めて思った。体調悪いといつもよりよく泣くのでまさに風邪である。ズビズビ言いながら仕事の価値を考えていたら花火を見逃してしまった。あとから調べてみたけど、わたしの部屋からは花火は見えなさそうだったので、まあ良い…ちゃんと計画された花火が見られるようになる日が楽しみ。

GW頭くらいに勢いで注文した冷麺の通販が朝届き、冷麺好きなのでワッショイ!と思ったけど6食分一気に届いて笑った。あとこれが来月と再来月にも届くはず。食べ切れるかな?と不安になったけど早速お昼に食べてみたら、モチモチの麺がやっぱりいつもよりいいやつで幸せな気持ちになった。こういうものは手に入れた瞬間に食べるのが幸福度を一番高く感じられる、ということを今までの人生で学んできたのであった。

最近は村上春樹×川上未映子の「みみずくは黄昏に飛び立つ」を読んでいる。わたしは創作者ではないけど、世界にこうやって向かい合っている人がいるんだなと知れるのはすごく面白く、この本はかなり個人的にヒットしている。インタビューというのは、文庫本の「解説」に似ているなと思う。当たり障りない、本人の今までの発言のサマリとして終わらせることもできるし、もっと踏み込んで、本人の語りだけでは引き出せないものを引き出すこともできる。文庫版の小説を読んで、最後についている「解説」はただの作品/著者のまとめページになっているときと、新しい主題を掘り下げるときがあり、後者のパターンの本があると「編集者グッジョブ!!」と言いたくなる。このインタビューはまさに「本人だけでは語り得ぬもの」を引き出してくれている感覚があり、良い。

https://www.amazon.co.jp/dp/B083K25752/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

久しぶりに夜にテレビを見ていたら、100分で名著の放送に遭遇した。カントの「純粋理性批判」の初回だった。仕事の価値…って思ったり、「考え続ける力」で読んだ内容とか思い出されて面白かったのでこれから録画して毎週見る。テレビ見ながら、昨日始めた刺し子をちょっと進めて達成感を得た。

そんな27歳最終日でした。悪くない!