おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

山に登らせてもらっているのか、山に登っているのか

大学の友人と登山に行って来た。長い付き合いなのもあり気心知れているので、なかなかヘビーな行程でも喋ったり機嫌悪くなったりしながら登り降りして楽しかった。

同じ山登りをするにしても、別の人たちと行くとまた雰囲気が違うなと思う。今日のメンバーだと、山に登らせてもらっている、というような感覚があるけど、人によってはなんだかもっと、山に登っている自分たちにスポットがあたっているような気がする。山から景色を見るにしても、「山の景色がきれい」というよりは「山の景色がきれいで、このキレイな景色が見られるようにここにきた自分やるやん」という価値観を感じてしまう。山荘で買い物するにしても「こんなところに小屋があってありがて〜」ではなく、「はるばる登ってきた山でいつものビールが買えた、でかした」みたいな上から目線?だなと。わたしが斜に構えているだけかもしれないけど。

同じアウトドアスポーツでも、登山よりゴルフを感じる価値観だなと思っている。自然そのままではなく飼い慣らした自然。自分のお気に入りの景色とか楽しみ方を踏みにじられるのは嫌になっただから、そういう人と行くときは、あまり自分がやりたいことを主張せず、相手の期待値とこちらの得づらい満足感の間を取るようなお膳立てをすることになってしまうな。そういうこと考え出すとどんどん交友関係が狭まってしまうのでワガママばかり言うのはよくなさそう。寝る。