友人がシンガポールに行くとのことで、ふとシンガポールについて知りたくなり関連書籍を読みました。といっても意外とシンガポールを舞台にした文学作品はなかったので、とりあえず旅行記を読むことに。
言わずと知れた有名な旅行記、深夜特急です。
一作目は昨年香港・マカオに旅行に行くときに心の準備として読んだので、その続きになります。
前作では香港のローカルな生活をイメージできる内容だったので、そういった視点を期待していたのですがどうも違って少し期待ハズレでした。節約旅のせいか、出費の大きな部分を占める宿と交通機関についての記述ばかりだった気がする。
ただ、タイでの「持つ者」についての文章や、マレーシアでの老婆の話など、ときどきはっとさせられるポイントも多かったです。
自分が最近、大学生の間に旅行で東南アジアばかり回っていたので、「懐かしいな〜」という感情を抱きながらここまでのシリーズを読んでいました。これから作品がどんどん西側に進んでいくのは、自分がまだ訪れたことのない場所を紹介してもらう感覚になると思うので、折を見つけて読み進めていきたいと思います。