おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

一生を誰かと添い遂げる

今日は会社同期のウェディングパーティに出席しました。新郎新婦のたくさんの友人や知り合いが出席していて、良い場だな〜と思いつつ、同席者の人たちも続々結婚が決まっていると聞いて戦慄しました。

わたし自身は引き続き無風状態なのですが、そうやって周りの人たちが続々と「だれかと今後の人生を添い遂げる」と決断していることにちょっとおっかなびっくりしています…まだ精神的にお子様なので、自由の身としてやりたいことはたくさんあるし、そこまで日々に孤独感はまだ感じていないし…などと思っておりまして。でも、年末年始に旅行に行って、それぞれの宿では「わたしが在室しているか否か」を検知してくれる人(宿の従業員や同室者)がいるのに、本拠地である日本・東京では誰もそういった人がいないというのは、なかなかに危ういバランスの上に生きているのだなぁ、とふと心細くなってしまったりもするのでした。

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スペインに移住してみたいし、人のペースに惑わされるのは少し面倒だし…と自分がしたいことが他人を大切にすることよりも優先順位的に上回っている今の間は、引き続き独り身で楽しく過ごすのが良いのではないか…などと思いつつ、明日から久々の社会復帰に向けて心の準備をします。長いこと日本語を発していなかったら、口の筋肉が衰えたのかうまくしゃべれなくなっていて驚きました。

そんなこんなです。ごきげんよう

 

2018年の振り返り

気がつけばまた3ヶ月もブログの更新が滞ってしまい…お久しぶりです。年の瀬ということで振り返り投稿が溢れるところ、私もお粗末ながら振り返りを…

 

旅行

今この記事を書いているのもスペインはアルヘシラスという街なのですが、今年は人生で一番旅行をした一年でした。合計で2ヶ月くらい日本を離れていたという…家賃を支払っているのが少し悲しくなりますが(笑)中国・イタリア・ヨルダン・ドバイ・台湾・アメリカ・スペイン・モロッコ、と8ヶ国に足を運んでいたようです。個人的には、「いつか大人になったら行きたい」と思っていたヨーロッパ・ニューヨークに行けたこと、旅行上級者向けだな(と勝手に思っている)中東・中国の内陸の都市を回れたので、今までより一段オトナになれたような(?)気がしています。今回っているモロッコ・スペインも、誰かに聞いてからずっと行きたいと思っていた「船で国を渡る」というイベントを達成できて満足です。

・・・・・ということで、個人的に「いつか」と思っていた旅行をたくさん達成してしまったのが今年1年でした。お金もだいぶ使ってしまったし、何より旅先の刺激が曖昧になってきた…ということで来年は少し旅行に行かない期間にするかもしれません(言うだけかもしれませんが…)。大抵の国・都市の姿に既視感を覚えてしまって、それにしては私は世界のことを知らなくて…なんだかもったいないなぁ、という気持ちが強いです。もっと言葉が喋れるようになってからヨーロッパを回りたい、歴史的背景も知っておきたい、と改めて思うこの旅でございます。

ちなみに、「オリンピックが終わったらスペインに移住してシエスタをする」という謎の目標を数年来掲げているのですが、今回訪れたスペインはご飯が美味しくて、人も多すぎなくて、言葉もなんだか楽しげで、夢を実現するために2019年は頑張りたいという気持ちがムクムク湧いています。

 

仕事

4月より社会人3年目、7月からは部署異動がありましたが健やかにやっています。社会人初の後輩ができて、なんだか不思議な気分です。私自身が新人のときの後悔は「自分の意思を持たずに仕事をしてしまったこと」、それを繰り返さないように、後輩には「自分の思うように仕事をしても大丈夫なのだ」という自信を持って仕事ができるようフラットに接したいな、と意識していました。私の会社では12月に新人の半年振り返り研修のようなものがあるのですが、そういった接し方について「良いね」と言ってもらえて嬉しかった。とはいえ成果を出していくのがお仕事なので今後も頑張っていきたい所存。

また、業務でとあるソフトウェアの資格を取ることになり、しばらく研修に参加していました。社外で同じ役割を担っている人と研修を受けると言うのはなかなか刺激的で、でも私は部署異動が最近だったこともあり、あまり過去の経験について話せないのがもどかしい思いでした。プログラミング言語の学習は外国語学習に似ていて、そもそもの知識が必要なこと・ある程度経験を積んだ方がすらすら使えること・他人の模写が自分のスキルアップにつながること、などなど、スペイン語だけでなくそのあたりの勉強も2019年に深めたい所存です。

 

プライベート

26歳になったというのに相変わらず特筆すべき人生イベントはないのですが…周りが結婚したり出産したりするなか、私は一体何をしているのだろう…旅行ばっかり行ってる場合なのか、と思いつつ、でも独身を楽しみ切ろうと日々せわしなくしているのです。そろそろ東京脱出に向けて断捨離していこうかな…とも思っており、少しずつ本も手放していきます。あとはポケモンGOを着々とプレイしています。トロピウスに意外と出会えなくてもどかしいここ数日…

 

なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、皆さまごきげんよう、良いお年を!

9月の振り返り

ちょくちょくブログ書いてるつもりなのに気がついたら週・月単位で更新が飛んでいるので、きっと台風が時空を歪めてるに違いない。台風24号は東京を随分かき乱していったようですが、わたしは今回逆張りで関西の実家で待機していたのでモーマンタイでした。

 

9月の振り返り

ニューヨークのカンファレンス参加に向けて&後処理でひたすら慌ただしい日々でした。特に直後は時差ボケと疲労で1週間ほど寝込んでいて「あれ、三連休どこいった…?」というレベルでした。

世界というか、専門技術の世界というか…今まで触れる機会が少なかった場に出ていって、外気にあたって知恵熱が出た気もします笑

最近のブーム

横浜で開催されていたモネ展に行き、MoMAで睡蓮の屏風を見て、イタリア旅行ぶりに絵画への興味が高まっています(単純)。イタリアは宗教画がたくさんありましたが、MoMAや日本で見る絵画は印象派やそれ以降のものが多く、「これ、見たことあるやつだ!(進研ゼミ風に)」という気持ちになりました。

まずは「絵を見る視点」「大まかな歴史の流れ」を把握したかったので、下記2冊が参考になりました。(世界のエリートになりたいミーハーぽくて笑っちゃう)

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

 

 

あとは、会社のメンバーでスポーツをする機会があり、自分の運動神経の悪さに絶望して、帰宅後メソメソと泣きました。自分の体なのに自分でうまく動かせない、空間認識能力が低くてうまく距離感が掴めない、それらを理論でカバーするほどの運動経験がない、のトリプルパンチでした。

 

どもる体 (シリーズ ケアをひらく)

どもる体 (シリーズ ケアをひらく)

 

心身二元論を知ることがこのつらさを解消してくれるのでは…と思って読んだ。なんなら吃音の人たちは単なる運動神経よりも精神的に大変なんじゃないかと思った。

 

家の模様替えと片付けをしていたら、一年くらいずっと迷子だったお気に入りのペンが出てきた。

文房具といえばドイツが優勢ですが、たしかこれはフランスのメーカーなんだよ(うろ覚え)。海外の万年筆は基本的にインクカートリッジが共通なのがうれしい。

他は原田マハMoMAシリーズを読んだり、ニューヨークを舞台にした本を読もうとしたり…まだ海外文学は身体に馴染まなくて読みづらい。

月末はバイトの同期だった子の結婚式にお招きされて行ってきました。式と披露宴はマジメだったけど、二次会はいつものクセのある可愛い笑い方が遺憾なく出ていて、素でいられる旦那さんに出会えて幸せそうだったな〜。あとは、その友人がよく「仲の良い友だち」について話してくれるんだけど、その本人たちにお互いが初めて出会って、「初めて会ったのに前から知り合いな気がする」っていう不思議な空間で面白かった。友だちを一人ずつ大切にする子なんだな、って感じられて素敵だなあと思いました。結婚式参席にあたって実家に帰ってたんだけど「彼氏はいないのか」「結婚はどうするつもりなんだ」と母に言われて個人的には「やめて〜」という感じ。なるようにな…らないのかな…(遠い目)

10月の抱負

inktoberなるキャンペーン?があるらしい。10月の毎日1枚ずつ、イラストをSNSに投稿するものだそうで、急にマイブームになっているシュルレアリスムの模写をしたい。帰省したら自分の本棚がめちゃめちゃ面白そうな本だらけで感動した(なぜならばすべて私がチョイスしたから)。記憶になかったけどシュルレアリスムの本があったので手はじめに読んでみます。

脈略のない文章をお読みいただきありがとうございました。ごきげんよう

さよならビートル

ニューヨークで思ったより自分の英語が通じず、「やはり英語ネイティブの国は厳しいな…」と思ってコツコツ英語を勉強しています。

BBCの英語学習アプリを使って、毎日更新される数分間のエピソードを聞くようにしているのですが本日は悲しいニュースが…

ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、丸みを帯びたフォルムで長年愛された小型車「ビートル」の生産を来年で終了すると発表しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180914/k10011630171000.html

1週間ほど前のニュースだったのですが、しばらく不在だったり体調不良だったりでキャッチできておらずでした。

今は車がなくても生活できていますが、未来車が必要になったらビートルかminiかfiatを買いたいと思っていた(外車ばかりでミーハー感ある)ので、選択肢が一つ減って悲しいです。家の車以外で一番最初に「車種」を認識したビートル…

歴史としてはヒトラーが作った(?)車だそうで、でもそんな歴史的背景を感じさせない世の中への浸透具合が、車自体の良さを表しているような気がします。最近は売れ行きも芳しくなかったようですが、たしかに小型車の選択肢は増えており、他の車のほうが良ければ選べる、いい時代だということなのかもしれません。悲しいけれどこれが時代の流れということやつですね…

ちなみに私が使っているアプリは↓です。

毎日ニュースが更新され、しかもスクリプトや解説まで載せてくれている無料とは思えないアプリです。大学受験や、学校での勉強フェーズを超えてしまうと新たに英単語は何を学べば…となってしまうので、こういった日々のニュースからボキャブラリーを増やすのはすごく身になるという感覚があります。良い英語教材をお探しの方はぜひ!

play.google.com

体調も悪く1日引きこもり、しまいには雨が降ってきてなんだか悲しくなった日でした。ごきげんよう

 

US・ニューヨーク #3 ニューヨークを感じるために読んだ本

ニューヨーク編。今回は滞在の話ではなく、前後に読んだ本について紹介です。

準備もドタバタで滞在中も忙しかったものの、ニューヨークを楽しむために今回は3冊の本を読みました(読んでいます)

読んだ本

MoMA関連

原田マハMoMAシリーズを二冊。

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

 
暗幕のゲルニカ (新潮文庫)

暗幕のゲルニカ (新潮文庫)

 

アメリカ文学

 

ムーン・パレス (新潮文庫)

ムーン・パレス (新潮文庫)

 

感想

今回事前に読めたのは「楽園のキャンバス」だけだったのですが、MoMAでルソーの「夢」を見るときに絵画の背景を妄想することができ(小説に基づく妄想なので史実に基づいている保証はありませんが)、きっとこの小説を読まなければ得られなかっただろう、絵画に対して思いを馳せる時間を過ごすことができました。私個人はあまり美術に明るくないのですが、この美術館に展示されている絵画や作品はそれぞれ一つずつに作者の思い入れがある…という当たり前の事実をいまさらイメージできるようになって、モノの見方が変わったような。ちなみに「暗幕のゲルニカ」については帰国後に読んだのと、テーマがこれも911など比較的最近の話だったので個人的にはイマイチ話に入り込めず、でした。

美術について書かれた小説、というのはきっと専門家の方や美術が好きな人にとったら受け入れられないものなのかもしれませんが、私のような「自分という存在に美術が紐付かない」人にとっては、自分と美術を紐付けるきっかけとして、新しい風を入れてくれる窓口なんだ、ということを言いたい。最近、私が認識して取り込むことができる考え方とはつまり私が「自分にとって関係ある」ということを認識できるものに限られるのでは…と思っており、それは本であったり友人との会話であったりするのだろう、と思っています。

ムーンパレスについては現在進行形で読んでいるものの、今のところ主人公がすごく退廃的な生活を送っていて心配になる…あまり海外の文学作品に慣れていないので少し読みづらさはありますが、「住む場所」としてのニューヨークを味わってみたい。

たしかグレート・ギャツビーなどニューヨークが舞台の文学作品は他にもあるはずなので時間を見つけて読んでおきたいなぁ。昔のニューヨークだけじゃなくて今のニューヨークについても知りたいな、と思っております。

 

時差ボケやら過密スケジュールによる疲労やらで体調がすぐれませんのでここらで。ごきげんよう

US・ニューヨーク #2 自由の女神

ニューヨーク滞在記その2です。

観光する時間も暇もあまりない滞在期間だったので、せめても・・・と思い自由の女神を見てきました。私のような弾丸トラベラー向きの情報があまりなく情報入手に困ったので備忘録として自由の女神訪問記を残しておきます。

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Battery Parkの船着き場でフェリーから見た自由の女神。見えない(笑)



自由の女神の見方

せっかくのニューヨーク、お金を払うのは厭わない!という前提だと、自由の女神を見る方法は2つあります。

  1. Statue Cruises(スタチュークルーズ)
  2. Circle Line Cruises(サークルラインクルーズ)

他にも各種公園や展望台から見る方法、公共のフェリーから見る方法がありますが、メインの見方はこの2つになるでしょう。といっても違いが分かりにくいので、それぞれ特徴をまとめると、下記のようになります(※この違いがWeb上の記事でどこにもまとまっておらず、情報収集に大変苦労しました)。

Statue Cruises
  • リバティ島自由の女神がある島)、エリス島(アメリカ移民局が置かれていた島)に上陸できる
  • 大人一人$18で乗れる。シティパスの使用も可能。
  • 一周約1時間。それぞれの島で5~10分ほど停泊する。
  • 朝早く(AM8:30)から20~30分置きに便がある。
  • フェリー乗り場の最寄り駅はBattery Park(バッテリーパーク)駅、またはBowling Green(ボウリング・グリーン)駅。駅降りてすぐ乗り場。

→分かりやすいサイトはこちら

Circle Line Cruises(Libety Cruise)
  • 様々なCruiseがあり、そのうち1つがLiberty Line。ハドソン川をクルージングし、自由の女神まで見に行くことができる。
  • 所要時間約1時間。乗ったら乗りっぱなし。
  • 午前午後それぞれ2(時期によっては3)便のみ。
  • 大人一人$30。
  • フェリー乗り場の最寄り駅はTimes Square-42nd駅、またはPort Authority Bus Terminal駅。駅降りてから15分程度乗り場まで歩く。

→分かりやすいサイトはこちら

違いはざっくりこんな感じなので、それぞれの最新情報については適宜お調べください。

いざ自由の女神

午後イチに日本に発つ飛行機に乗るため、ホテルに10時までに戻る必要があり、選択の余地なくLiberty Cruisesで自由の女神見学に向かいました。事前情報だとやたら「行列」という文字を多く見かけたので、チケット販売開始の8時よりだいぶ早く到着した(7:30頃)ところ、まだチケット売り場は空いておらず、近くのスタバで朝ごはんを食べて待機しました(全然カフェオレが出てこなくてヤキモキした)(名前呼ばれたから伝えたのに相変わらずちゃんと聞き取ってもらえない)。ネットでチケットの予約もできるようなので、不安な方は事前に予約をして当日は引き換えのみ、というのがベストな選択なのではないでしょうか。

前述の写真のとおりハリケーン来襲の結果、圧倒的にお天気の調子は悪かったのですが、なんとか雨には濡れず自由の女神が拝めました。

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自由の女神と、向こうに見えるのはウォールストリート。思ったより半分くらい台。

自由の女神を見るだけ見て、リバティ島でもエリス島でも下船せずにきっちり1時間でマンハッタン島に戻ってきました。停泊時間は5~10分ほどあるので、地面に足をつける事自体は可能だったのですが…帰国できないかもしれないというリスクが大きく断念…次来たらぜっっっっっったいどちらも上陸して隅々まで見てやる。特にエリス島は、アメリカという移民の国の歴史を考えるにあたって絶対に外せない場所なので、次にニューヨークに来ることがあれば最初に訪れたいなと思っています。

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エリス島の元移民局。なんだかアメリカらしくない建物の外観。

以上、駆け足で巡った自由の女神見学の思い出でした。

自由の女神は見に行くことがゴールだったので特に感想はありません。強いて言うならば、女神はなんともいえない表情をしているな…と思いました。彼女は今の世界を見て「自由」についてどう思っているのでしょうか。

ごきげんよう

 

US・ニューヨーク #1 ざっくり感想

お久しぶりです。気がつけばまた前回更新から1ヶ月半ほどたってしまい…

先週は一週間、会社の視察研修でニューヨークに行ってきました。そこそこ世界を回ってきているというのに、実は初上陸…ということでざっくり感想をば。

 

アメリカにしては街が小さい

空港からタクシーに移動している間に驚くほどの渋滞に巻き込まれて、平日の日中だというのに…!と感動すら覚えていましたが、どうも四六時中ニューヨークは渋滞しているのでは?というのが最終日の感想でした。というのも、街のサイズに対してトラックがやたらでかく、そのトラックが動くことであたりの交差点が軒並み詰まるという…アメリカ本土のデカさを改めて感じました。きっとアメリカの大部分はあのトラックサイズなんだろうなと思う半面、街に合わせるのではなく車が頑張るところがなんともアメリカらしい…街が小さいというよりは、街に歴史があって古くの道幅が維持されているという表現のほうが正しいかもしれませんが。ローマも同じく道路のサイズは小さくて、でも車もそれに合わせて小さかったので、ここまで違和感は感じなかったように思います。渋滞に巻き込まれるのも大変でしたが、あとは工事も多かったような…ニューヨークについてあまり歴史を理解できていないのですが、なにかリニューアルの時期なのでしょうか?

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ここがあのタイムズスクエア



 

「世界の中心」観

世界を旅行して、「ここが世界の中心だ!」という場所には今まで出会ったことがなく、むしろずっと育った関西を離れて東京で暮らし始めたときに、今まで感じようのなかった「圧倒的な経済規模」を感じたのが「中心」に対して私が持っているイメージです。ニューヨークは、観光地としてはきっとそこまで圧倒的ではなくて、むしろ経済の街なんだなと、行ってみて改めて思いました。「住むのに快適」という印象はあまりなく、むしろ「(ビジネスという)用を足すのに最適化された街」という感覚がありました。あとはなんというか「無骨」な印象。地下鉄はなんだか暗くて、無理やり走らされているような感覚で、前述の通り車はでかいし工事ばっかりしてるし。人種のるつぼというのもなるほど、というような、逆に人種を気にしない無骨さを感じました。

もちろんご飯を食べているときなど、サービスについては「西洋だな」と思わされる気配りで、ふと出会った人もなにかと会話をすることは多く、「敵対心を持っていない」ことを示すために見知らぬ人と会話する、という感覚はあまり日本では得られないものでした。

 

 

911について思ったこと

今回は9/10にニューヨークに入って数日滞在したのですが、会社の視察旅行ということであまり遊び時間はなく、でも10日と11日、それぞれで911モニュメントに様子を見に行きました。10日は式典前日のため、メモリアルミュージアムは15時に閉まってしまい中には入ることができず。屋外にあるWTC跡地を回りました。

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WTC跡地

すごく大きな四角い滝が2つあって、それがWTCの跡地とのことでした。私個人、旅行のたびに「その場所で起こった歴史的な事件、その結果人類に与えた影響」というものをどうしても考えてしまうのですが、WTCについては人生初と言って良いほど、物心に残っている出来事(当時9歳)で、まだ歴史として受け止めることができないな、ということがここでの感想です。初めてニューヨークの地を踏んで、ウォール街WTCの近さを体感して、ここにそびえ立つ「世界」を冠した建物が爆破されることの影響の大きさを、この歳になって改めて考えさせられました。911当日は夕方頃に再度訪問をしてみたのですが、やはり前日とは違う雰囲気で、これは写真を撮る場所じゃないな、と思いながらこの場を跡にしました。

 

ということで

時間がないながらもMoMAとミュージカル鑑賞、自由の女神はちゃっかり回ってきたので後ほど詳細アップします〜ごきげんよう