おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

2020/12/12

朝ダラダラしたけど、夜に都心で用事があるのを思い出し昼からでかけた。なお朝は島クリエーター活動をしていた。道作るとどうぶつたちが合わせて動いてくれるの面白い…

コロナ休業シーズンに、Twitterでフォローしている人がオススメしていたうどんクラウドファンディングがあり、うどん一杯無料券が年末期限だったので行ってきた。うどん自体はボリューミーで、味も美味しかったけど「讃岐うどん」と関しつつ「吉田うどん」を思わせるタイプ(コシはあるがつるつるしておらず、醤油うどんなのに水切りも甘い)で、期待値とギャップがあってちょっと残念だった。看板の名前で評価が変わる説がある。

昼ごはんを食べて移動し、Bunkamuraの本屋へ。A子さんのの恋人から推している近藤聡乃さんの原画展を見た。うお〜ほんとに手書きだ!と高まった。ほしい本がないかなと見回したけど見当たらず、ニューヨークで考え中の第3巻を買った。オマケでふせんをもらい、うれしいけど付箋を使う文化は持ち合わせていない…

予定まで時間があり、どこか美術館にでも行こうかと考えて、青山にある岡本太郎記念館に行くことにした。前から存在だけは何となく知っていたものの、きっかけがなくて出向いたことがなかった。向かう途中に足がつかれたのでコーヒーを飲みにお店に入った。久しぶりにイタリア風のコーヒーを飲んだら、イタリア旅行を思い出す程よい苦味と酸味が感じられる味で満足した。良いお店だったのでまた来たい。そのまま歩いて記念館へ。住宅地に突然存在感のある家があって笑ってしまった。「自分のなかに毒を持て」をきっかけに来たので、オドロオドロしいイメージを持っていたのだけど、先客の女の子二人は「かわいい〜!」と言いながら写真を取りまくっていて、素直…!と驚いてしまった。岡本太郎ピカソみたいに、この人じゃないと描けない絵を描くな〜太陽の塔の近くで育ったので、何を見ても太陽の塔に見える。アトリエがめちゃくちゃアトリエでワクワクした。庭の彫刻の解説に、犬を模した彫刻は「猛獣みたいにしたいのにかわいくなってしまう、来る人来る人が私に似ていると言う」というニュアンスのことが書かれており、たしかにかわいいwと笑ってしまった。


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岡本太郎、今はある程度名を馳せているし亡くなられているので、住宅地に記念館があっても特に思うところはないけど、評価がまだ定まらない頃に存命の本人が近くに住んでたら、ちょっと怖がってしまうんだろうなと思う。カラス飼ってたぽいし。青山に庭付き戸建てを持ってるわけじゃないので、そんな心配しなくていいんでしょうが。「自分の中に毒を持て」をKindle版でしか持ち合わせておらず、これは紙の本がほしいやつだ、と思っていたのでミュージアムショップで買った。想像していた黒地に岡本太郎の顔写真の表紙ではなく、真っ赤な表紙に黒い大きな文字でタイトルが書かれていて、イマドキ流行りの表紙になってしまってるな、と私のイメージする岡本太郎像とのギャップを感じて少し残念。

1時間ほどウロウロして、目的地である乃木坂の方へ歩いた。青山のあたりに今まで用事がなかったので、今日初めて青山霊園を認知した。こんな都心にでかいお墓があるなんて!お墓の家賃いくらくらいなんだろう、なんて下世話なことを考えながら歩いた。乃木坂についたけどだいぶはやかったので、21_21デザインサイトに行った。ドミニクチェンさんは、吃音の本で存在を知ってからうっすら気になっている人。この建物で開催されるいつもの展示よりは少しボリュームが少ない気もしたけど、美術館ハシゴにはちょうど良いくらいだった。あと、閉館間際だったせいか空いていた。ここの美術館は混んでるときとじゃないときの差が激しいな…!デザインのヒミツ系が混むよね〜というイメージ。今回の展示では、料理の翻訳の話が面白かった。炒飯とナシゴレンはルーツを同じにするし、英語だとまとめてfried riceだけど、ナシゴレンを炒飯とは呼ばないよね、という話。餃子とペリメニとヒンカリもそれに近い話だな、と思った。ちなみにこのあと行った中華で、なんでチンジャオロースとかホイコーローは中国語の名前のままなのに、餃子はチャオズじゃなくて、春巻はハルマキになってしまうんだろう?という問いがうまれた(答えはまだ得られていない)。調理方法とかもうまく訳せないもんな〜アフリカだと米は茹でるものだけど、日本だと炊くものだし、boilという一言だとそのニュアンスは伝わらないな…「料理の四面体」という本を読んだときに中華の調理方法として火の入れ方説明パターンが述べられていて面白かったのを思い出した。ちなみに展示の話に戻ると、手話の動作をするとその手話が表すイメージをスクリーンに投影してくれる(雨が降る、という手話でも、手の動かし方で雨の強さが変わる)展示も面白かった。この間NHK手話ニュースを見ていたら、フワちゃんが取り上げられていて、手話の動作では頭の2つのお団子を表す表現がされていて興味深かった。新しく有名になってきた人みんなに手話が振り分けられるのだろうか?その表現は誰が決めるんだろうか?中国語で外来語を漢字で表現する(パソコンを電脳と書く)のも、いつ誰が決めたものが正式に扱われるんだろう?と不思議に思ったことを思い出す(これも答えはまだない)。

展示をある程度見て満足したので散歩を再開した。六本木あたりのイルミネーションがキレイだったことを思い出して、乃木坂や六本木ヒルズあたりを散歩した。12月はほぼずっと家にいるので、クリスマスが近づいているという実感すらなくなっていた。六本木ヒルズのクリスマスマーケットは今年も豪華で、入場制限されているのが例年との違いだった。割と毎年冷やかしてるけど、個人的には大阪のクリスマスマーケットの方が本格的で好き。あの規模の開催をしている場所は他にないんだろうか?六本木といえばシナボン、とじろまるいずみさんが言っていたのを思い出して買いに行った。マスクで店員さんとコミュニケーションがうまく取れずお互い焦った。レジで隣にいたマダムが店員さんと話しているのを聞いていたら、店員さん曰く「シナボンは焼き立てを食べたら他のが食べれない」そうなので、いつか食べてみたい気持ちがある、けどお店で人前であれをうまく食べ切れる自信がない…!

時間がいい感じになったところで目的地に向かった。大学時代からの知り合いと忘年会をした。みんな1年おきくらいでは会っているので、大きくは変わっていないな、と思うものの、仕事もプライベートもいろいろありますよね。思った以上に周り含めて結婚してなくて笑ってしまった!そのあたりは大学時代から変わってない。久しぶりに現実で知り合いに会えてとても楽しかった〜〜〜やはりお酒が入ると騒いでしまうので、ウィルスを持っていない/もらっていないことを願う。

帰りはいつも使わない路線だったのでGoogle Mapsに頼りつつ帰宅。登山に比べるとそんなに歩いてないけど、足がとても疲れて靴の違いを感じました。良い土曜日だった!