おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

引きこもり生活9日目: 4/5

今日は一日曇り。狭い1Kに住んでいるので、天使で如実に気分が左右される。

昨日は寝まくったけど、今日はその分活動できた。台所の掃除をして、洗濯機周りの片付けをして、久しぶりに気持ちが晴れやか。1年ぶりくらいに大学時代のバイトの友人から連絡が来て、幸せな知らせを聞いて嬉しくなったり、2ヶ月ぶりくらいに連絡を取る知り合いと勉強会を企画したり、はたまた他の人たちの勉強会に混ぜてもらったりした。

この数ヶ月のうちに、人に直接会わないことが当たり前になってしまっていて変化の速さに驚く。直接会わないことにはもちろんデメリットもあるけど、移動時間や場所を考えなくて良いというメリットもあることが分かってきた。東京3人・福岡1人という組み合わせも、今までなら東京組⇔福岡組、でオンラインでつないでいたところを全員リモートなのでとても平等。勉強会も、前後の予定や家族の有無で時間の調整が必要だったけど、オンラインだから比較的調整がつきやすくなっている。オフラインだからこそ得られる肌触りみたいなものももちろんあるけど、それよりメリットの方が大きいのではないか。

久しぶりに勉強に集中して不安から離れられて良かった。カミュの「ペスト」を今日読み終わったのだけど、「この日々が終わったら…」という妄想はしばらく止めることが自分のためなのではと思い始めた。外国文学の登場人物がなかなか覚えられないのと、文体がすんなり馴染まないので100%は理解できていないと思いつつも、これからの日々を過ごすためのヒントになったように思う。いつまでこんな日々が続くか分からないけど、2ヶ月後とかにもう一度読んでみるとまた違った感想になりそう。(6月までこんな日々なのかと想像しただけでちょっとつらいけれど…)

こんな日々だからこそ嗜好品が大事だと考えていて、タバコを嗜まない私にとってそれは主にお茶とコーヒーなのですが(お酒も好きだけど一人ではそんなに飲まない)この日々が長く続くとそれらが手に入らなくなるという未来を結構恐れている。既にそこそこ買い込んではいるのだけど、リモートワーク中の数少ない気分転換が「コーヒーを挽いて淹れること」なのでコーヒー豆が切れると割とキツい。でも古くなったコーヒーは美味しくないことも知っているので悩ましい。

今年は毎日日記をつけているのでパラパラと読み返してみたけれど、1/25にコロナについて初めて触れられていて、その頃は不安度5%くらいだったのが、ここしばらく気持ちの半分くらいは不安でいっぱいになっていることに気づかされる。不安になったところで何も解決しないっちゃしないのですが。でもいっぱしの会社員である私よりもずっと不安な気持ちを抱えている人はたくさんいるんだと思って、ささやかながら寄付を始めたりしている。好きなご飯屋さんがなくなるのはつらいし、文化施設もなくなってほしくない。個人が頑張って支えるものなのか?とは思ってしまうけど…

そんな日曜の1日でした。