おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

人生の始まりは一人旅。マレーシアin2012

もうすぐ大学を卒業するにあたって5年間を振り返ると、高校生のときよりもずっと自由に自分で選択しながら日々を過ごしていたように思う。それもそれぞれの道に対して強気で進むことが多く、かつ強迫観念よりも楽しみを求めて過ごす日々が多かった。

元来の自分が、そういった自分の意思に強気であったタイプではなかったような気がしていた(幼稚園の頃、先生のお話しタイムに突然教室からふらっと出ていきぼんやり考えごとをした経験がないにはないです)ので、じゃあどこかに転機があったのかな、とふと思っていたところ、大学1年生のときに参加したマレーシアの国際会議、そしてその後の一人旅に思い当たりました。突然ですがせっかくなので振り返ってみます。

まずはマレーシアで参加した国際会議について。

国際会議

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所属していた学生団体の行事として、先輩方と飛行機に乗り、1週間ほどマレーシアの地方大学の宿舎に泊まりこんで合宿に参加しました。それまで旅行や語学研修にしか参加したことのない私にとっては、普段人が生活している環境に身をおくこと(大学の学生寮に寝泊まりしていました)が珍しい経験であり、また英語で自分の意思をうまく伝えられない経験に愕然としたことも大きな収穫でした。ここで参加した合宿は、国際会議とはいうものの基本的にマレーシア人向けのイベントで、マレーシア全土の大学新入生メンバーに対して「遊び要素も含めながらチームでワークをしてみよう!最近(2011年当時)はやりのSocial Businessについて考えてみよう!」といったものでした。200人の参加者が8人くらいのチームに分けられており、毎日5時間ほど話し合いやプレゼンをして親睦を深めました。同じチームだったメンバーとは、Facebookでつながっているので「みんな最近何しているのかな〜」とふと様子をチェックしていたりします。

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集合写真を撮るために全員で集まっているときの様子ですが、こんなに多くの人が一度に会していたのかと思うと圧倒されます。ちなみにこの3年後、私も日本で新入生向けに開催される同様のイベントの運営メンバーとして活動することになり、感慨深いものがありました。

垣間見た現地の暮らし

合宿の開催地は、田舎とはいっても都会でないだけで特に生活に不自由はなく、初の東南アジアながら意外と生活できるな!と思った記憶があります。私が観光旅行にそこまで関心を持たず、地元の人が行く食堂であったりそこでの文化や日々の楽しみ方に興味を持ち始めたのは、このときの経験が大きいのかもしれません。

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この写真はチャイのようなミルクティーとTissueと呼ばれる焼いたクレープのようなお菓子。いかにも屋台のようなお店で、地元のマレーシア人学生と一緒でなければこういったお店には入っていないだろうし、こんな食べ物は注文しなかったでしょう。

 

合宿終了後に色々あって日本人グループと別行動になり、私と同様合宿に参加していた台湾人と行動することになりました。このときの経験も面白かった。

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台湾ガールズの友人であるマレーシアの人たちに案内されてサテ(焼き鳥のような食べ物、ちなみにこの写真はウサギ肉)を食べに行ったり、映画に連れて行ってもらいました。夜8時というくらい時間帯にサッカーに興じている人たちを見て、気候が違うとこういった生活リズムの違いがあるのか、と驚きました。

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マレーシアのJASCO(懐かしい!)に映画を見にも行きました。映画のタイトルすら分からないし半分くらい寝てた(22~24時くらいの時間帯でとても遅かった)のですが、料金がとても安いのと字幕の多さ(英語・中国語・マレー語が全部表示される!)にも驚きました。シネマはほぼ日本と同じような造りで、椅子がフカフカでよく眠れました。この一晩は本当に驚きに満ちていました。

夜1時頃に宿舎に戻り、翌日からの友人とのシンガポール旅行について思いを馳せながら眠りにつきました。まさか翌朝思いもかけない出来事に遭遇するとはつゆ知らず…