おいしさはやさしさ

旅行の日記とか独り言です

本屋に行くと死にたくなる

今更ながら、ルクアイーレに行ってきました。お目当ては、関西初上陸の蔦屋書店。

東京の代官山・六本木のオシャレTSUTAYAには行ったことがあり、お店の中の雰囲気は似たような感じでしたね。シックで大人な雰囲気。こだわりが見え隠れするアイテムの数々。棚の本は、無機質に出版社で分けるのではなく、ジャンル別に。小説も、会社でくくることなく作家ごとに。海外の作家であれば出身ごとに。同じように、ジャンルで本を並べている、東京・下北沢のB&B、大阪・心斎橋/梅田のスタンダードブックストアとは少しラインナップに違う印象を受けるのは、個人ではなく企業が選定しているから、書店のスペースが圧倒的だからなのでしょうか。

夏休み中の平日昼間から人がいっぱいで、みんな本屋が好きなのかな〜と思っていたのですが、ただスタバのコーヒーを飲みながらスマホをいじっている人もいました。ルクアイーレの中にもスタバの店舗はあるのに、あえてこちらでコーヒーを嗜んでいる様子を見ていると、まさに「本/コーヒー」だけではなく、「経験・雰囲気」をも味わう時代に移っているという実感を得たような気がします。

そしてそんな雰囲気のなかに鎮座しているたくさんの本を見て、興味のあるものにアンテナが反応することすること。人生23年も生きているのに、まだこのたくさんの知識のうち自分が知っていることはわずかでしかないこと、これからたくさん読みたい本はあるのに人生は限られていることを思い死にたくなりました。前に代官山の店舗に行ったときも死にたくなって帰ってきたんだった。

そんなことで死ぬような人間ではありませんが。
そして結局何も買わずに書店を後にしたのですが。
結局そんなことを言いながらも本屋さんが好きです。