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おいしさはやさしさ

社会人になりました

ルワンダへ、準備

2014年夏、アフリカはルワンダに6週間行ってきたので、その振り返りをしてみます。まずは、ルワンダの基礎知識と、渡航前に行った準備について。

 

 

ルワンダ基礎知識

千の丘の国、の別名を持つ、東アフリカに分類される国。

国土面積は四国の1.5倍ほどで、人口は1,200万人で爆発的に増加中。人口密度はアフリカの中でも最も高い。

公用語はキニヤルワンダ語、フランス語、英語。宗教は、キリスト教が人口の9割を占める。主な産業は農業で、国民の9割以上が従事している。

「アフリカのスイス」と呼ばれるほど治安は良く、現在は安定している。

歴史的には、もともと王国が存在したが、ベルリン会議を経てドイツの植民地となる。第1次世界大戦後、ベルギーの植民地となり、1961年に独立。独立後も内戦が断続的に起こり、世界的に知られる大虐殺が現在から20年前の1994年4月7日に勃発。大虐殺が約100日間続続いたのち、拠点をルワンダ愛国戦線軍が拠点を制圧。軍事政権を経て、ポール・カガメが大統領に就任し、現在も大統領を務めている。

虐殺後、年5%以上の経済成長率を現在に至るまで維持しており、「アフリカの奇跡」とも言われている。

(後々詳しく触れることになると思うので、歴史については簡単にまとめています)

 

 

渡航準備

▼航空券

ルワンダ国内の国際空港は、首都キガリにあるキガリ国際空港のみ。

日本からルワンダへの直行便はないため、トランジットが最低1回挟まります。

カタール航空(カタール・ドーハ経由)

・ターキッシュエアラインズ(トルコ・イスタンブール経由)

・KLM(オランダ・アムステルダム経由)

が主な選択肢で、私はこの中では最安値だったカタール航空(羽田発)で飛びました。

エコノミークラス往復で18万円強でした。安くはない…

 

▼VISA

日本人がルワンダに入国する際は、滞在日数・理由に関わらずVISAが必要です。

フライト予約証明・VISA用の証明写真と、発行手数料5,100円を支払って2日後に取りにいくというプロセスで、90日間有効なマルチブルビザ(複数回出入国が可能)を取得。

自由が丘にある大使館で取得すると、もれなくVISA上にホログラムのゴリラが見られます。ちなみに、郵送でもVISA取得は可能。オンラインでもVISAは取得可能ですが、便利な代わりにゴリラはないとのこと…(こだわらない方はどちらでも笑)

※2014年夏の情報なので、最新情報は大使館HPをご確認ください。

ちなみに、東アフリカの3国(ケニア・ウガンダルワンダ)に出入国できるタイプのビザもあります(¥11,000)。当時は必要を感じなかったため取得せず。結局滞在中にウガンダに行きましたが、ルワンダウガンダの2国だけだと総額はあまり変わりませんでした。(¥5,100+US$50)

 

▼予防接種

途上国といえば欠かせないのが予防接種。

FORTH(厚生労働省検疫所)によると、ルワンダなど東アフリカ滞在時に推奨されているワクチンは以下のとおり。

予防接種:黄熱(流行地域)、A型肝炎B型肝炎破傷風、(狂犬病*1

子どもの頃から真面目に予防接種は打ってきているので、破傷風は接種済み。

B型肝炎の感染経路は性交渉とのことなので、パス。

狂犬病は検討したものの、ワクチンを有効にするための時間とお金がそれなりにかかり、接種によるメリットを感じられず、こちらもパス。頑張って犬を避けることを心に誓いました(ちなみにルワンダではコウモリからの感染も1つのルートとのこと)。

結局、黄熱病・A型肝炎(輸入ワクチン)、の2種をこちらで接種しました。

 

知らない人も多いと思うので説明すると、黄熱病のワクチンがいろいろと面倒で、

・接種日の1週間前までに他の生ワクチンを全て接種し終えること

・現地到着日の10日前までに接種しないとワクチン未活性のため入国できない

・指定された病院でのみ接種を行い、電話で事前に予約が必要

・接種可能日時が週に2日、時間も数時間ほどに限定されている

・ワクチンが1つの瓶に5人分入っているため、キャンセルなどすると人数調整などがうまくいかなくなるためか、非常に嫌がられる

などなど…すいませんキャンセルして電話口で嫌がられたのは私です。油断してA型ワクチン打つタイミングを逃し、接種日余裕のないスケジューリング、ダメ、ゼッタイ。ちなみにこの日程変更のせいで、ぴったり到着日の10日前に黄熱病接種することになってしまいました。ギリギリセーフ。

 

なおA型肝炎(輸入ワクチン)と記載している件については、これもまたややこしくて、

通常、国産ワクチンだと3回接種が基本で、とりあえず出国までに2回接種すればいいのですが、初回と2回目の接種の間に最低2週間はさむ必要があり、逆算すると、到着日の10日前に黄熱病←その1週間前までに生ワクチン接種完了←A型初回接種はその2週間前。

間に合わないからA型受けるのやめようかなーとも思いましたが、A型輸入ワクチンHavrixを発見。こちらは2回打つと完璧なのですが、とりあえず1回でも1年間は効果があるので、少し割高ながらも輸入ワクチンにしました。

 

脱線しますが、病院で渡航先の欄に[ルワンダ]って書いたのに、接種スケジュール確認のときにお医者さんが指差しているところが明らかにアフリカ南部でした。アンゴラ共和国の首都、「ルアンダ」と勘違いされていました。ちなみにルアンダって生活にすごくお金がかかる国らしい。知らなかったな〜でもルワンダルアンダで予防接種に関する情報あんまり変わらなかった。だいぶ距離あるのに…!

 

マラリア対策

日本ではあまり縁がなくても、一部の発展途上国に行く際に忘れてはならないのが蚊の存在。

2014年はデング熱が話題になりましたが、ルワンダでは蚊が媒介する病気として、「あの」マラリアが存在します。

今回の渡航まで私も知らなかったのですが、マラリアは感染しても死に至る病気ではありません。(現に、マラリア経験者にその辛さについて話を聞くことができます)症状は確かに楽なものではありませんが、数百円の薬を飲めば、生き延びることができます。ただ、発展途上国では経済的に豊かでない人が多いため、その薬を買えずに命を落とす人がいる、というのが現実です。

もちろん予防するにこしたことはないのですが、マラリアに対する予防接種は存在せず、内服薬を飲んで対策することになります。薬にも何種類かあり、毎日服用するものや週1で良いものなどあります。ただ、これらの薬は倦怠感などの副作用がそれなりにあり、金銭的な負担も軽くない。6週間という短期での滞在のため、私は薬を服用せず生活していました。

また、蚊帳など用いて物理的に対策をすることも方法としてあります。日本で蚊帳が見当たらなかったので現地調達しようと思っていたのですが、ステイ先に既に蚊帳が設置されていたので、特に負担なくすごすことができました。とはいいつつ、蚊帳に穴が空いていたので結局虫さされに悩まされることになるのですが…

蚊取り線香や虫除け等は、現地のものより日本製の方が良いと噂に聞いたので持参しました。虫除けは積極的に使用していましたが、蚊取り線香は火の始末など不安だったので結局1回も使用せず。

実際現地に行ってみると、思ったほど蚊はいなかったため(乾期のみの滞在でした)そんなに神経質にならなくて正解だったな、と思います。一緒に行動していたヨーロッパ系のメンバーは薬や虫除けなど、結構気を使っていました。大変そうだった…

 

今までつらつらと書いてきた準備を1ヶ月ほどで行い、ルワンダへ向かいます。

ちなみに今回は東京在住の上でこうした準備を行ったため、特に不都合などは感じませんでしたが、今までのように関西に住んでいると、予防接種を打てる病院が少なかったり、大使館が近くになかったりなど、小さいけれど手間がかかることが多く不安を感じていたように思います。現実問題、こういった手続きは東京の方が圧倒的に滞りなく行えるというのは事実です。